免疫力を高める食の智恵

感染症に負けない身体づくり

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言も解除され、このまま収束すればと願っています。

しかし、まだ感染者は出ていますし、日々の生活においても油断ができないのが現状です。

最初の頃は普通の風邪と変わらないという人がいたり、インフルエンザほどではないという人もいます。

でも、そんな比較はあまり意味がなく、高齢者を中心に、ウイルス感染後のほんの数日で重篤化するスピードはやはり注意が必要です。

感染しても発症しないために

今回の新型コロナウイルスでは、感染しても発症しない人と重症になる人の違いが顕著でした。

多くのメディアでも身体の「免疫力」の違いが取り上げられるようになりました。

では、「免疫力」を上げるには一体どうすればいいのでしょうか?

今までヘルスケアに関心がなかった人には、どこから始めればいいのか見当がつかない人もいるのではないでしょうか。

・免疫力を上げるために

・病気にならない身体づくり

・ウイルスに感染しても発症しないためのヘルスケア

心身の健康をサポートする情報発信を始めて以来、最初にお勧めする方法はずっと変わっていません。

それは・・「良い油を摂って、悪い油を控える」

ということです。

油???

と思われるかもしれません。

現在の日本では医学の進歩にもかかわらず、病人の数が減らず、逆にどんどん増えていってます。

これは、日本人の食事が伝統的な和食から高脂肪・高タンパクの欧米型のものに激変したために現代病が増加した、とさまざまなメディアで指摘されていますので、ご存知の人もいると思います。

ですが、さらに原因を掘り下げると、「体と心を蝕む非常に危険な油が、毎日の食卓に上るようになったこと」

これが大きな問題のひとつです。

トランス脂肪酸の弊害

現代では多くの食用油が昔風の圧搾絞りではなく、化学工業的な方法(水素添加)で作られるため、「トランス脂肪酸」という、とても有害な成分が生じています。

この「トランス脂肪酸」は心臓病を引き起こすとされていますが、それだけではなく、この脂肪酸が体内に紛れ込むと体のほとんどの機能が狂います。

糖尿病が現代に激増した要因とも考えられますし、アメリカではガンによる死亡率の増加とトランス脂肪酸を含んでいる植物油の増加がほぼ一致しているというデータが報告されています。

トランス脂肪酸を多く含む食品とは・・

マーガリン、ショートニング、ケーキ用小麦粉、
カップラーメン、フライドポテト、
ポテトチップス、クッキー、チョコレート
いろんなスナック菓子・・・

つまり、日常で食べられるようになった多くの食品です。

心臓病、糖尿病、ガン、アトピー、アレルギー・・・

現代病の多くが、このトランス脂肪酸の弊害とされています。

なぜ、これほど危険なのかというと、

トランス脂肪酸は細胞膜にダイレクトに悪影響を及ぼすからです。

つまり、脂質で構成されている細胞膜にトランス脂肪酸が入り込むと、
細胞自体の働きが弱くなってしまうだけでなく、細胞に必要なものが流出してしまったり、逆に有害物質が侵入しやすくなってしまいます。

そのため多くの現代病の要因となってしまうのです。

ウイルスは細胞内に入らない限り発症には及びません。しかし、トランス脂肪酸により有害物質が侵入しやすくなるということは、ウイルスも細胞内に入りやすくなってしまうということなのです。

「トランス脂肪酸の弊害」について知ったのは15年以上前ですが、当時、すでにアメリカのニューヨーク州では規制が始まっていました。

現在、世界の多くの国でトランス脂肪酸の削減に努めていますが、日本では、まだまだ重要視されていません。

トランス脂肪酸は脳にも大きなダメージを与える

人の脳の約60%は脂質で構成されていて、その情報伝達にかかわる神経細胞は、「オメガ3」と呼ばれる不飽和脂肪酸が必要です。

この「オメガ3」が不足した状態で、トランス脂肪たっぷりの食事をしているとオメガ3の代わりにトランス脂肪酸が脳の神経細胞の細胞膜に入り込んで機能を低下させます。

そのため、オメガ3不足とトランス脂肪酸がいっぱいの食事というセットは、アルツハイマー、認知症、ADHDなどを引き起こす要因となるのです。

オメガ3に期待できる主な働き

・心臓病の予防

・ガンの予防

・肥満の予防(メタボ対策)

・生殖機能、不妊症の予防

・脳の健康を維持する(アルツハイマーなどの予防、知能向上)

・神経疾患を予防する(うつ、統合失調症などの予防)

・あらゆる炎症を抑える(アトピー、リウマチ、副鼻腔炎などの予防)

・骨の健康を維持する

子どもの脳の発育や人格形成にも大切です

スナック菓子やフライ、ファーストフードやマーガリンといったトランス脂肪酸を多く含む食事は、成長期の子供の脳には特に危険です。

勉強が苦手な子どもになってしまい、さらにはキレやすくなったり、ADHDなどを引き起こしてしまう要因になります。

妊婦さんがトランス脂肪を含んだ食事をしたり、乳幼児にトランス脂肪たっぷりの菓子類などを与え続けていると脳神経の形成に大きな障害となるのは明白だからです。

確かに、子どもが好きな食べ物の多くがトランス脂肪酸を含んでいるため、全く食べなくするというのは難しいかもしれません。

ですが、頭のよい、心のやさしい子どもを育てるためにもトランス脂肪酸を含む食事を少しでも減らし、オメガ3を含む食品を積極的に摂ることをお勧めします。

解決策は日々の食事から

このように危険な「トランス脂肪酸」の弊害ですが、解決するには良質の油を摂取する食生活を続けるだけです。

油の摂り方はバランスが大事で、必ず細胞に必要な脂肪酸の「オメガ6」と「オメガ3」をバランス良く摂る必要があります。

「オメガ6」を含むのは、ベニバナ油、サラダ油、ゴマ油、コーン油などなど・・

これらはフライドポテトやスパゲティ、カップラーメン、スナック菓子、ドレッシング、マヨネーズなどさまざまな加工食品に利用されているため、過剰に摂取している状態です。

逆に「オメガ3」を含む食品は少ないのが問題です。

そこでフェルミナータ・ストアでお勧めしているのがオメガ3を豊富に含む、「亜麻仁油」です。

摂取する量は1日スプーン1、2杯で、身体に必要な「オメガ3」を補えます。

認知症予防にも「亜麻仁油」がお勧めです

健康に関する書籍やニュースなどで青魚を食べることで認知症予防に効果があるとお聞きした人も多いと思います。

実際にある医学部のグループが青魚に多く含まれるDHAやEPAを毎日食べ続けることで認知症予防に効果があることを実証したそうです。

このDHAやEPAといった脂肪酸もオメガ3のグループに属します。

確かに青魚のDHAやEPAも認知症予防に効果があります。

ただ、オメガ3の必要量を摂るのに毎日、青魚を食べるのは難しいといえます。

実は「亜麻仁油」でオメガ3を摂取すると、体内で必要に応じてDHAやEPAに変化することが分かっています。
 

ダイエットにもお勧めです!

「亜麻仁油」は燃焼系の油と言われていて、飲んでいると適度に痩せる方が多いです。安全で健康にも良いダイエットになりますよ(^^)
 
※ダイエット目的にオメガ3のサプリがありますが、熱に弱い成分のため、生で摂っていただいたほうがいいと思います。

良質の「亜麻仁油」には心身の両面に対して多くの効用がありますので、ぜひご利用ください。

無理をしない食事改善を・・

今回「トランス脂肪酸」のことをお伝えしましたが、だからといって、ボクが全くポテトチップスを食べないかというと、そうではありません。

イベント出店では美味しそうな唐揚げ屋さんがあると、つい買ってしまいます(笑)

ただ10年以上、亜麻仁油を毎日摂ることで、スナック菓子を食べる欲求は自然と減っていきました。

必須脂肪酸は脳にとって大切な要素のため、身体はなんとかして脂質を摂ろうとします。

そのためフライドポテトなどで補おうとするのですが、それが栄養にならないため、変な話ですがフライドポテトなどを食べていても常に「油不足」ということになり、まるで中毒のようにジャンクフードを食べてしまいます。

無理にこれもダメ、あれもダメ、とするよりは身体の栄養になる油を摂取して、少しづつ体質改善につながればと思います。

※今回の内容は
『病気がイヤなら「油」を変えなさい』 山田豊文 著
『キレない子どもを作る食事と食べ方』 今村光一 著

を参考にまとめています。

もっと詳しい情報が上記の書籍には書かれていますので、ご興味のある方はご参照ください。