免疫力を高める食の智恵

白砂糖の弊害【1】”低血糖・糖尿病”

砂糖の摂り過ぎが身体に悪いことは、多くの人が知っていると思います。弊害としてすぐに思い浮かぶのは「虫歯」や「メタボ」「糖尿病」でしょうか。

しかし、パソコンを使った仕事をはじめ、脳を酷使する現代人にとって、砂糖を摂らないでいることは、かなりつらいことです。実際、健康な食事を心掛けている人の中でも「甘いものはやめられない」という人は多いようです。

いろんな種類の糖分がありますが、全てが悪いというわけではありません。身体に負担がかからない優しい糖類でしたら、摂り過ぎに注意すればスイーツも楽しめると思います。そこで今回は砂糖の中で、どれが有害で極力避けたほうがいいのか、またその理由についてお伝えします。

砂糖の中で特に有害なのもの

砂糖の中で特に有害なのは「白砂糖」 です。値段が安いため多くの加工品に使われ、日本で最も使用量が多いとされる「上白糖」をはじめ、グラニュー糖、三温糖(上白糖・グラニュー糖を作った残りにカラメル色素をつけたもの)などは、精製の過程でカリウムやマグネシウムなどの貴重なミネラルが取り除かれてしまっています。

この白砂糖が有害な理由は「体内への吸収が早いため血糖値を急激に上げること」です。

人間の糖分解の基本的な働き

疲れた人、特に脳を酷使する人は、血糖値が下がり、脳の栄養源となる糖分(ブドウ糖)をとても欲します。お腹が空いてイライラしたり、力が入らなくなった経験はあると思いますが、それは血糖値が下がっているからなんです。

この血糖値の基準値を仮に「10」とします。疲れたり、お腹が空いて、例えば血糖値が「8」に落ちました。そして糖分(食事)を摂ると当然、血糖値は上がるのですが、この時、必ず「10」を超えてしまいます(例えば「13」になるなど)。それを「すい臓」がインスリンを分泌して糖分を分解し、再び「10」に戻すのです。これが「人間の糖分解の基本的な働き」です。

◎血糖値の基準値を「10」とする
(1)空腹で少し血糖値が下がる(例:血糖値8)
(2)食事を摂り血糖値が上がる(例:血糖値13)
(3)すい臓が糖分をインスリン分解し、ゆっくりと血糖値が基準値(10)まで下がる
白砂糖を摂ると、すい臓に負担がかかる仕組み

糖分が足りなくなった時、手っ取り早く血糖値を上げるのが「白砂糖」です。

疲れている時にチョコレートを食べると、スッキリして疲れがなくなったように感じるのは、砂糖が瞬間的に血糖値を上げるからです。しかし白砂糖の場合は血糖値をいきなり「30」とかまで一瞬にして上げてしまうのです。この急激な血糖値の上昇により気持ちが持ちあげられる状態は「シュガーハイ」とも呼ばれています。

白砂糖が血糖値をいきなり「30」くらいに一瞬にして上げてしまうと、当然すい臓は大量のインスリンを分泌して、血糖値を基準値「10」に戻そうとします。そして「30」→「10」に戻すには、すい臓にとても大きな負担がかかります。

「疲れる(血糖値が下がる) → 甘いものを摂る → 急激に血糖値が上がる → 気分がスッキリして疲れが取れた感じがする → すい臓は大量のインスリンを分泌して血糖値を下げる」

その急激な血糖値の下降時には頭がボーとしたり、、無気力や、イライラしたりします。結局、甘いものを摂ることで、よけいに疲れることになるのです。

キレる人たちの増加と低血糖症

砂糖を摂り過ぎの現代人は、こうしてすい臓に想像以上の負担をかけています。そして、これを毎日繰り返していくうちに、すい臓がオーバーヒートを起こし、基準値より低い「6」とか「7」まで戻してそのまま血糖値が基準値まで上がらなくなります。これがいわゆる「低血糖」です。

「低血糖」の状態になると、「情緒不安定」「やる気が出ない」など、通常、私たちがお腹が空いた時の状態になり、それが日常になってきます。

身体は低血糖が続くと、今度は無理やり血糖値を上昇させようとして「アドレナリン」が放出されます。アドレナリンは神経伝達物質の一つで、興奮した時に大量に血液中に放出されるホルモンです。アドレナリンが出すぎることでも思考力が減退し、集中力がなくなり、短気でキレやすくなります。

◎血糖値の基準値を「10」とする
(1)白砂糖の摂取で急激に血糖値が上がる(例:血糖値30)
→気分がスッキリしたように感じる=シュガーハイ
(2)インスリン分解により、正常な範囲より低い血糖値(例:6)まで一気に下がる
→頭がボーとしたり、、無気力を感じたり、イライラする
(3)無理やり血糖値を上昇させようとしてアドレナリンが放出される
→興奮状態になり短気でキレやすくなる
(4)再びインスリン分解により血糖値が下がる

今の子どもたちは平均体温も低く、低血糖状態の子が非常に多いのです。これはコンビニやスーパーなどで売られている多種多様なスイーツ、スナック菓子、清涼飲料水、毎日ご家庭での食事に使われる白砂糖が主な原因です。

・シュークリーム:角砂糖2.3個 ・プリン:角砂糖4個 ・チョコレート:角砂糖:5.5個 
・アイスクリーム:角砂糖6個 ・ショートケーキ(100g):角砂糖8個 ・乳酸菌飲料:角砂糖2個
・コーラ:角砂糖7.5個 ・スポーツ飲料:角砂糖5個
※角砂糖1個3.6g=14cal
1日に摂取しても良いと言われている白砂糖の量は大人で40~50g、小児で20gといわれています。しかし、例え摂取量を超えなくても、急激な血糖値の上り下がりにより、身体も脳(精神)もダメージを受けます。
※資料:四訂日本食品標準成分表

また砂糖は体内のカルシウムを破壊し「虫歯」の原因にもなるのですが、それが原因でイライラしてしまう働きがあります。つまり砂糖を摂取するたびに怒りっぽい性格になってしまいます。

こうして低血糖の状態やアドレナリンの過剰分泌をはじめ、さまざまな要素が重なり、突然キレたりする子ども(最近は子どもだけでなく、大人やお年よりも)による犯罪や事故が増えていく要因となっているのです。

砂糖中毒になると今度は糖尿病に

さらに低血糖の状態が続くと、もっと甘いものが欲しくなり、過剰な糖分を摂り続け、「砂糖中毒」の状態になります。すると、すい臓の機能が弱ってしまい、今まで「6」まで戻していたのが、今度は逆に基準値値より高い「15」までしか戻らなくなります。これが「高血糖」いわゆる「糖尿病」にまでなっていく仕組みです。

低血糖の人は糖尿病の一歩手前

日々、砂糖をストレスの解消に摂取した結果、低血糖や低体温になっている人たちは、ほぼ全員が「糖尿病」になる一歩手前の状態です。その仕組みを知らない人は、低血糖を危険な状態だとは思いません。「糖尿病が恐くて病院に行ったんだけど、むしろ血糖値が低いくらいだった」なんて安心している人もいるくらいです。さらには「低血糖ですから、ブドウ糖を摂りましょう」と診断されてブドウ糖を飲まされ、無理やり血糖値を上げられて、すい臓がどんどん弱くなっていくというケースもあるのです。ちなみに「てんかん症状」も低血糖の人に見られる症状です。

今では社会全体が砂糖中毒のような状態です。お菓子や菓子パン、ジャンクフードやファーストフードそして清涼飲料水まみれになった食生活は大人にまで及んでいて、キレやすい人たちによる問題が多発しています。

砂糖の摂取を減らし、低血糖の子どもたちを減らす努力をするだけで、子どもの犯罪や心の病はかなり減らせると思いますし、大人たちも認知症のリスクが減り、健やかな老後を過ごせると思います。

砂糖の弊害については上記のとおりです。「白砂糖」は本当に有害で、ここでは取り上げなかった様々な病気の発症に関わっていますので、できるだけ避けてほしいと思います。

「白砂糖の摂取が原因の疾患例」
・胃がんや大腸がんの発生や増殖を抑える力を持つカルシウムが不足しガンを誘発しやすくなる
・骨粗しょう症、高血圧症、妊娠異常、不眠、便秘、吐き気、肩こり、免疫力低下、認知症・うつなどの脳(精神)の疾患、アレルギー症状などが挙げられます。

足りていない栄養素

甘いものを欲してしまう人や過食してしまう人の多くが「タンパク質」が足りていない傾向があります。「タンパク質」の中でもお肉や卵は食べている人が多いと思いますが、「植物性タンパク質」のほうが足りていないようです。そのため、食事改善として大豆食品、例えば毎日お味噌汁を飲んだり、豆腐や納豆を食べたり、間食には吸収が早い豆乳を飲んだりすることで、甘いものを食べたい欲求が減って砂糖の摂取量を減らしていけると思います。

身体にやさしい糖類

現代人にとって砂糖を摂らないでいることは、なかなか難しいことです。では、どうすればいいか?自然界には身体に優しい糖類が存在します。無農薬で品質の良いハチミツやメイプルシロップ、羅漢果、黒糖、キビトウ、などなど。お誕生日やクリスマスに食べるケーキや毎日の料理には、精製され過ぎてなくて、白砂糖ほどは血糖値の急激な上昇を引き起こさない糖類を選んでください。ただし、少しずつ砂糖の摂取量を減らしていくのが理想です。

フェルミナータ・ストアでは砂糖をやめられない人には「羅漢果糖」をお勧めしています。羅漢果は甘味成分の腸吸収がほとんどなく、すい臓にも負担をかけません。血糖値を極端に上げることもなく、甘味はあるので脳は満たされます。紅茶やコーヒーに入れて普通の砂糖と同じように使え、もちろん料理に使っても、とても美味しく食べられます。

感情の起伏が激しくなったと感じている方や集中力が続かないと思われる方、糖尿病や肥満を心配されている方は、今までの糖分を控え羅漢果糖に切り替えることをお勧めします。

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羅漢果「有氣」は甘味成分の腸吸収がほとんど無く膵臓に負担をかけません。また活性酸素に対して非常に高い除去能力を発揮する抗酸化成分やミネラル分を多く含みます。

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